でべその書斎

復刻版 田井屋100年ノート

 萬年筆くらぶのMさんから素敵なノートが届きました。
 哲学者の西田幾多郎が使っていた、1900年代初期の田井屋製のノートを、金沢市の田井屋(1765年、金沢市で紙商として創業し、以来250年続いている)が復刻したものです。
 170㎜×215㎜。186頁。私の好きなサイズ。フエンテノートとほぼ同じです。
 ノートの帯に「ノートに向かい深く考え、考え抜いたものを何とか言葉にしようと試行錯誤した彼のように、あなたの思考や創造に寄り添うノートでありたいと、当時のノートを元にリデザインしています」とあります。
 私には悪戯書きしかできませんが、このノートも愛用していこうと思っています。

(24.4.14)

オリジナル葉書製作

 いつものように記念切手を貼り、反対の面にはワンポイントとなる作品を貼ります。
 今回はペリカンの昔のポスターを切手風にしたものと、ピカソ、ゴッホ、マティス、モディリアーニの絵画を貼りました。私はモディリアーニの作品が大好きで、モディリアーニの作品を観るだけのためにパリに行ってもいいと思っています。
 葉書を作りながら、私の心はパリの道を歩き、そして空を飛んでいました。

(24.1.15)

森山さんと同じルーペ

 ルーペを持ち歩く人はそう多くはないでしょう。しかし、万年筆売り場や骨董市を歩く日、万年筆好きの人はルーペを鞄の中に忍ばせます。
 写真のルーペはフルハルターの森山さんが使っておられるものと同じものです。10倍でドイツ製。折り畳むことができてコンパクトです。
 森山さんの生き様とルーペを持ちながら話をされる姿が格好よくて、私も森山さんのような生き方をしたいと憧れ、同じものを買ってきました。
 あの日から30年。森山さんに追いつくことは未だできていないことを自覚しながら、時々このルーペを手に取っています。

(23.8.9)

インクボトルボックス

 私がインクボトルを入れている箱です。和紙を千切って段ボール箱に貼り付けて仕上げました。サイズは25センチ×17センチ。
 インクはモンブランのロイヤルブルーとボルドーとバーガンディレッド。そして、プラチナのブルーブラック。絵画用には耐水性のあるプラチナカーボンインクの黒とセピアと、最近仲間に加わったパイロットの強色の黒。この7種類が全てです。ボルドーは廃番の品で、もう入手が叶いません。パイロットの強色は試運転。ですから、定番は5種類ということになります。
 プラチナとパイロットのインク瓶は、インクを万年筆に吸入する時、うまく吸入させることができないので、モンブランのインク瓶に移し替えて使っています。ニコちゃんマークがそれです。

(23.8.1)

古切手

 オリジナル葉書を年間1000枚近く作ります。古切手も同じ量が必要となりますので、あちこちで探しています。
 古切手は暖色系と寒色系とに分けて箱に入れてあります。ブルーのインクで書いたものには暖色系の古切手、ボルドーのインクで書かれたものは寒色系という組み合わせにしています。
 もう十分な量の古切手をストックしているのですが、素敵な古切手を見付けると、ついつい買い求めてしまいます。3000枚くらいありますので、あと3年間は同じスタイルで書き続けることができそうです。

(23.7.17)



私のオリジナル葉書

 左側にワンポイントとなる絵を貼ります。この絵は様々な方法で入手します。雑誌やムック、美術館の入口に置いてあるチラシなどです。右下には古切手。建物の図柄と人物の図柄がほとんどです。ちょっとした時間を使ってオリジナル葉書のストックを作っておきます。
 fuente 88号を発送しましたので、「fuenteが届きました」という手紙を沢山受け取っています。運営費への協力をくださる方もおられますので、このオリジナル葉書を使って礼状を書きます。この礼状書きはメジャーな仕事ではありませんが、私が大切にしている仕事です。

(23.5.13)



MD×Loft のノート

 ロフト限定のMDノートです。罫線が、ロフトのイメージカラーの黄色。罫線が黄色のノートなんて、いままで見たことがありません。横罫の他に方眼とドットもあり、それらも罫線が黄色です。嬉しくて3種類とも買ってきました。
 限定品は店頭から無くなったら再び入手することはできません。少しばかり買い溜めをしておこうか、どうしようかと悩んでいます。と言いますのも、もう使い切れないほどのノートを所有しているものですから。

(23.5.7)



無印良品のラインマーカー

 ラインマーカーといえば、重要なところや強調したいところに塗るもので、蛍光色のものが多く売られています。
 無印良品のラインマーカーに「くすみ色」のものがあります。くすむとは地味であること、引き立たないこと。くすみ色と蛍光色は対極にあります。
 引き立たないラインマーカー。さり気なく重要ですよと示してくれる雰囲気が気に入っています。インクの色は、はいいろ、からしいろ、あんずいろ、さびあさぎいろ、ふじむらさきいろと6色あり楽しく使うことができます。軸は素朴でシンプルなデザイン。何から何までさり気ない。それが魅力です。

(23.5.6)



ライフの情報整理カードホルダー

 5×3インチ。スマホより少し小さい手の平サイズ。ちょっとした情報を書き留めておくのに最適です。
 この革表紙、ライフによると、どこどこの国産黒毛和牛革を使用とのこと。そんなキャッチコピーにワクワクして購入しました。おお、さすがに国産黒毛和牛革は違うなあ。手触り感がいい。しかし、食の世界なら黒毛和牛も話題になるでしょうが、文具にも適しているかどうかは不明です。キャッチコピーに乗せられた感がありますが、それでいいんです。

(23.4.20)



インク画? 現代アート?

 これは、私がインクボトルからインクを万年筆に吸入するときに使うマットです。このマットの上にインクボトルを置いて万年筆にインクを吸入します。ただそれだけのことなのですが、なにしろ、もう20年以上も使っていますので、マットはインクまみれになってしまいました。
 それにしても、何故こんなにも華麗な作品になってしまったのかと、作者の私は不思議な思いでいます。

(23.4.16)



トンボ Air Press

 解説文に寄りますと、空気の力でインクを押し出すため、上に向けても書き続けることができるとのことです。軽くてグリップ感がいいので、サッとメモをするときなどに好都合です。透明軸は内部構造を見ることができて、ついつい何度もノックをしてしまいます。黄軸には黒色、赤軸には赤色、透明軸には青色のリフィルを入れています。
 Air Pressはインクの出を優先しているため、時に、昔のボールペンのようにインクのダマリが先端にこびり付くことがあります。それも、なんだか懐かしい気がして、メモ用紙などで拭ってやります。

(23.4.13)



Spinneybeck

 肘枕です。Spinneybeckと刻印があります。縦約7センチ、横約10センチ。小さなものですが重量は324グラムあります。中に鉛の小さな粒が入っていて、革を押すとザクザクと音がして鉛の粒が動くのが分かります。
 私はよく頬杖をつきます。書きものをするとき左手は頬か額を支えます。すると必ず肘が痛くなります。そんなとき、このSpinneybeckに肘を乗せるのです。鉛の粒がザクザクと動き、私の肘の形に窪んでくれます。肘の痛みが消えてゆきます。このSpinneybeckは私の書くという行為を陰で支えてくれる大切なグッズの一つです。

(23.4.9)



Manufactusのペンケース

 クラフトラボ001を入れているペンケースです。これはローマにあるManufactusで購入したものです。古代ローマ神殿パンテオンのすぐ傍に店はあります。天井近くまで書棚があり、そこには革表紙のノートがビッシリと並べられています。高い棚に並べてあるノートは店員が取ってくれます。ノートが大好きな私にとって、正に夢の空間です。店内の机の上には小型のノートとペンケースが並べられていて、そこにこのペンケースはありました。ザックリとした作りで、それがなんともイタリアらしくて味わいがあります。

(23.3.31)



クラフトラボ 011 5色

 インクの色ですが、ブラックに加えてブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、グリーンブラックと5種類あります。軸の色もインクの色に合わせて5種類あります。
 このインクの色ですが、パッと見る限りでは黒色に見えます。黒色と比較すると、なるほど違いますねえという感じの色味です。その微妙な差異に何とも粋なものを感じます。いいなあとそそられます。
 ボルドーブラックも捨てがたい。
 ブラウンブラックも…。
 気が付いたら、クラフトラボ5色が揃ってしまいました。

(23.3.28)



クラフトラボ 001

 国産の筆記具を見るとき、このクリップがなければ、どれだけ美しいことかと思うことがよくあります。どうして国産筆記具のクリップはあんなに野暮ったいのでしょう。クリップ以外の部分はなかなかいい感じに作られているのに、クリップのお陰で台無し。
 その点、サクラクレパスのクラフトラボ001のクリップは秀逸です。オリジナリティが輝いています。形状についての人の好みは様々あるでしょうが、私はこのデザインに強く惹かれています。オリジナリティに惹かれているのかもしれません。

(23.3.24)




MUCUのノート

 今の時代、更紙を使ったノートになど、なかなか出合えるものではありません。ですから、初めてMUCUのノートを手にしたとき、驚きと感動を味わいました。私は更紙が大好きなのです。更紙と言っても、昔の、昭和の時代の更紙とは違います。改良・調整されていて、上品な更紙といった雰囲気です。
 このMUCUのノートはアンジェ・ビュローという名の店で販売されています。エキュート上野店・KITTE丸の内店・京都河原町本店などです。それぞれ、とても魅力的な店で、店に入ったら最後、何も買わずに店を出ることは難しいでしょう。
 因みに、このアンジェ・ビュローでも『万年筆談義』が販売されています。

(23.3.21)


e+mの木製定規

 断面は1辺8ミリの正方形、長さ16センチの木製定規です。細いのでノートの紙面上にあっても気になりません。また、机上に置いても邪魔になりませんし、ペン立てに立てるときもサッと入れることができます。私の机の上はいつも散らかっていますので、とても助かります。
 e+mはドイツのメーカーです。デザイン・性能とも良好で、この木製定規とともにボールペンとクラッチペンも愛用しています。

(23.3.18)



オリジナルカード

 萬年筆くらぶの新しいオリジナルカードです。
 絵はでべそのペン画。家人からは「身の程知らず」と言われますが、何を言われても負けてはいけません。(^^;)
 白色とクリーム色の2色あります。紙はコンケラー。
 右下にヨーロッパの古切手を貼ってコラージュ。最近のマイブームです。
 左の赤色のfuenteの文字、これはフルハルターの森山さんが作ってくださったスタンプによるものです。アクセントになり、とても気に入っています。
 葉書1枚で随分と遊べるものです。

(22.2.28)



無印良品の牛革クラフト紙ノート

 中国北京で見つけたとのことです。革表紙は安っぽく、端はザックリと切り落としてあり、本体はクラフト紙。どちらかと言えば雑な作りのノートです。

 ところが、やけに気に入ってしまいました。本体は160枚、320ページ。この厚さがいいのです。
 しばらくコイツと付き合ってみたい。何のテーマ性もない雑事を書いて遊んでいます。

(22.3.26)



MD  NOTEBOOK  COTTON

 心の支えにしたい文章、励ましてくれる文章というものがあります。それを書き留めています。
 このノートのタイトルは『生活の中に愛と勇気を』。
 心が疲れを感じているときにパラパラと捲ります。すると、もう少し頑張れるかなと勇気が湧いてくるのです。

(22.3.26)



MAKOOのノート

 100%リサイクルノートです。用紙は100%のクラフトペーパー(梱包用の資材)。断面に、紙を千切ったような処理をしてあるのが特徴です。表紙は本革の裁断破片などを集めて粉砕したものを混ぜ合わせて再加工したもので、80年前からドイツで生産されている輸入素材です。
 私の夢・希望・理想などを書くノートとしてスタートしました。しかし、1ページ目には身勝手で無責任な思い付き。2ページ以降も身勝手な願望ばかり。
 理想と現実は大きく異なるものです。

(22.2.22)



ブルックリンミュージアムの手帳

 2009年から使い始めて今年で14冊目となります。日々の私の行動予定と記録が全て記入されており、秘書の役割を果たしてくれています。革製のカバーは、これもブルックリンミュージアムのもので、紺色のカバーに赤色のベルトで作ってもらったものです。14年目になりますと、なかなかいい雰囲気のものに成熟しています。

(22.1.26)



所さんからの年賀状

 BSテレビ東京の「〒 あて先は所さん!」という番組。
「今の時代に、あえてハガキって面白くない?」という所さんの提案に応えてハガキを送りました。その返事です。所さんのお人柄そのまんまの文字を書かれておられます。
  番組では寄せられたハガキに「金帯」「黒帯」「白帯」そして、その下の「ひも」とランクをつけて遊んでおられました。私のハガキは「ひも」でした。カナシイ… 

(22.1.21)



中島美樹夫さんのノート

 元マツダデザイナーの中島美樹夫さんからいただきましたノートのページ画像です。インクの色、イラスト、ノート紙面の作り方など、とても参考になります。このような紙面にしたいと思いながら、なかなか実現できません。

 ノートは萬年筆くらぶのオリジナルノートです。

(22.1.18) 



人生に練習なし!

 散歩のときスケッチブックとセーラー万年筆・ふデDEまんねんと携帯用の椅子を持って行きます。休憩を兼ねて、目の前の景色をスケッチします。散歩のときのスケッチブックはマルマンのA4サイズのクロッキー帳。1冊50枚で500円。とても経済的です。
 ある日、そのクロッキー帳に描いた絵を画家の古山浩一さんに見せたら、「また、こんなつまらない紙に描いちゃってぇ~。しっかりした紙に描かなきゃ駄目だよ」
「だけどさ、これ安いから練習にちょうどいいんだよ」
「何言ってるんだ! 絵を描くというのは常に真剣勝負なんだよ。人生に練習なし! そうだろう!!」
 何事においても、なかなか本番に入れず、いつも練習ばかりを繰り返している私。古山さんの「人生に練習なし!」は私の心に突き刺さりました。

(21.6.24)



『万年筆談義』サイン本


 『万年筆談義』の著者、森さん、古山さんとサイン本を作りました。萬年筆くらぶ会員の冨樫さんも特別参加。

 三人とは長いお付き合い。いろいろな事を思い出しながら作業をしました。このサイン本は私自身にとっても宝物となることでしょう。

 サイン本の購入は【売店・掲示板】からできます。



世界に一つだけのペンケース 


 木型を作り、革を伸ばして作る。手間が掛かります。「試作品の延長にあるもの」と萬年筆くらぶの会員である製作者は言われます。縫い目の曲がり具合が目立ちますが、それに個性を感じます。世界に一つだという証拠。「私の」ペンケースだという主張。

 いま、オンラインバザーで販売中。実用的には全く問題はありません。お買い得。私も2つ目が欲しい。

(20.10.11)



水彩画の勉強中

 ペン画では表現できないものがあります。ステイホームを機に水彩画を始めました。ホルベインの24色セットを買って、子どものように喜んでいますが、色の名称が覚えられません。どの色とどの色が補色の関係なのかも覚えられません。毎回、失敗の連続です。

 ペン画と対極にある水彩画。ペン画は線で面を表現し、水彩画は面で線(線という概念がないような気もする)を表現します。この理論と実践が面白いのです。

「あら、このジャガイモ、よく描けているじゃない」とスケッチブックを覗き込んで家人。

...... 。あのぉ~、これ卵なんですけど... 。

(20.10.11)



校正用ペン(その1)

KOH-I-NOOR 5358

 本を作る作業のなかで、私が最もエネルギーを遣うのが校正です。誤字・脱字のチェックは当然のことですが、読者が混乱するであろう部分には赤を入れます。「読者が宙に舞う」と言うのですが、そうなったら読者はそこで読むことをやめてしまう可能性があります。読者が最後まで一気に読み通せるよう、問題の箇所を書き直します。しかし、執筆者のカラーを損なわないよう細心の注意を払います。たった1行のために半日考えることもあります。恐らく執筆者は、私が赤を入れたことに気が付かないでしょう。
 その赤入れに使っているのがKOH-I-NOOR 5358。日本ではコヒノールと呼ばれています。チェコの画材メーカーの製品です。3.15ミリ径の芯のホルダーですが、この芯ホルダーにジェットストリームの赤色1.0ミリのリフィルがピッタリ適合するのです。
 軸の太さ、重さ、バランスは、さすが絵を描く道具なだけあって安定感は抜群。
 私の活動を支えてくれている筆記具の一つです。

(20.5.13)



色鉛筆


色鉛筆を使いたくて絵葉書の模写をしてみました。
鉛筆の木の香りと芯の匂いから春を感じました。

色鉛筆は、夏に使えば夏の気分を高めてくれ、
秋に使えば秋の気配に浸らせてくれます。

インクの匂いも好きですが、色鉛筆の香りも格別です

(20.3.21)



『万年筆談義』

出版記念の贈り物

インク窓付き ふでDEまんねん

 『万年筆談義』の読者から、セーラーのふでDEまんねんのインク窓付きを、出版記念として贈られました。もう嬉しいのなんの。出版記念のお祝いをいただくことなど、思ってもいなかったことです。

 更に嬉しいのは、インク窓。この窓は必要なのです。屋外でのスケッチの際、インクが途中で切れますと、それはそれは大変です。椅子を置く場所は必ずしも平坦とは限りません。結構足場の悪いことが多いのです。バッグからインク瓶を取り出しても、それを置く所もありません。ああ、インクを満タンにしておけばよかったと後悔することになります。インク窓があれば、インク残量を簡単に確認することができますので、休憩のときにインク吸入を忘れることもなくなることでしょう。

 このインク窓ですが、場所・形・大きさが実にいいのです。ちょっとしたアクセントになっていてお洒落です。セーラーさん、これ定番にしません?

(20.3.7)



ハマスホイの絵


 絵画を観て、驚くほど静かな時間の存在を感じ、吸い込まれそうになることがあります。ハマスホイの作品がそうです。

 印象派に続いてポスト印象派が登場し、象徴主義、キュビズム、表現主義など新しい芸術が次々に生まれた時代において、独自の絵画を追求した人。

 流行に流されない、その静かな生き方にも憧れます。

(20.2.1)



シローさんのふでまん

 ペン先調整師シローさんにカクノの2種類のふでまんを作ってもらいました。ペン先の曲げの角度が異なる2種類です。1本はセーラー万年筆と同じ40度。1本は30度です。小さい作品の場合は太い線はそれほど必要としません。そのようなときには30度のふでまんが活躍してくれます。ペンをちょっと立てると細い線になります。この10度の差が実に心地良いのです。

 このような微妙な要望を実現してくれる調整師の存在は、とても心強いものです。

 30度(写真上)と40度(写真下)の2種類のふでまんは、私の制作活動を励ましてくれています。

(19.9.14)



まあるい ふでDEまんねん


 筆記具工房の金崎徳稔さんに、「ふでDEまんねんのキャップと尻軸の先端のデザイン、格好悪いですよね。まあるくすれば可愛い雰囲気になると思いませんか?」と話したら、後日、金崎さんから「作ってみました」とまあるい先端部分が届きました。

 これにも驚きました。 

 早速付け替えてみて大満足。

 マジシャン金崎。何もなかったはずの掌から、ほしいものがポンと出てきました。

 世界に一本だけの、私だけのふでDEまんねん。これを使うと心もまあるくなれます。

(19.8.31)



ふでDEまんねん スケルトン

 屋外でスケッチをしていて途中でインク切れをしてしまうと面倒です。「スケルトンのふでDEまんねんがあるといいなあ~」と長原幸夫さんに葉書を書いたら、数日後に、「作ってみました」と現物が届きました。

 驚いたのなんの。それはもう。

 こんなものがあったらいいなあと思ったものが目の前に出てきたのです。夢のような話です。

 これ、ドラえもんの世界。正に幸夫さんのお腹はドラえもんのポケット。夢がいっぱい入っていそうです。ビールが入っているのではなかったのです。

(19.8.23)



手作り封筒の奇跡

 萬年筆くらぶの会員の中に、手作りの封筒で手紙をくださる方が2人います。2人とも美しい写真のカレンダーで封筒を作られるので楽しみです。

 数年前、郵便受けを見たら手作り封筒が2通。ウン? と思いながら手にすると、その2人からのもので、偶然にも同じ日に届いたのでした。

 その数年後の昨日、郵便受けを見たら手作り封筒が2通。ウン??? と思いながら手にすると、驚くことにその2人からのものでした。

 またもや同じ日の配達。

 この奇遇さに驚きながら開封し、ちょっと心を静めてから2人からの手紙を読みました。

(19.8.14)



オリジナル絵葉書


 ニトリのミルクピッチャーの鉛筆立ての絵を絵葉書にしてみました。ペン画の場合は着色しなくても、それなりに表情が出るようです。

 右の余白にメッセージを書いて投函します。



鉛筆立て


 短くなってしまった鉛筆を立てるペン立て。なかなかいいものがありません。短い鉛筆がペン立ての中で溺れてしまいます。

 ジャムの小瓶を使っていましたが、最近いいものを見つけました。ニトリのミルクピッチャー。高さが約6センチ。ふっくらとした曲線が何とも言えぬ優しさを醸し出しています。

(19.8.12)



これは何でしょう?


 何かの作品かしら?

 いえいえ、そうではありません。

 私の必需品です。もう何年も使っています。

 何に使っているものなのか、いろいろと想像してみてください。

(19.8.11)



バカリズムの

大人のたしなみズム

    Goods Press 7月号 より


 本番収録風景です。

 カメラ・照明・音声・現場ディレクター、それぞれが、それぞれの役回りで動き回っています。皆さん、お互いに丁寧な言葉を掛け合いながら仕事をされています。その様子を見て、私はとてもリラックスできたのでした。

(19.7.22)



バカリズムの

大人のたしなみズム

 

 番組の最後でバカリズムさんが描かれたフリップをもらってきました。彼はこれを、カメラが回っている中、アドリブで描きます。

 そもそも収録全てがライブでした。収録の前にバカリズムさんと軽い打ち合わせがあるのかと思っていましたが、本番収録の中で初めての対面となるのでした。

 人生はライブであることを学びました。

(19.7.17)




万年筆画


 水彩画を少々。特別な道具は持っていません。友人から譲ってもらった絵の具と筆で楽しんでいます。

(19.3.8)



原稿ノート


 私はノートを使って原稿を書いています。写真のノートは萬年筆くらぶオリジナルノートです。余白を広くとってあるので加筆が楽にできます。私のノートは加筆だらけ。

 原稿用紙は使いません。原稿用紙を前にすると、作文が書けなくて悩んだ子どもの頃を思い出すからです。私は作文が一番嫌いで、二番目に嫌いなことは絵を描くことでした。

(2018.8)



モレスキン・クラシック


 今回製作しました絵葉書の原画です。使っているノートはモレスキン・クラシック。気軽に使えるので持ち歩いています。

 現地に座り込んでノートを開いて描いていますと、いろいろな人から声を掛けられます。その場での会話も楽しいものです。

(2018.3)




萬年筆くらぶ絵葉書

グラナダのBAR


 教会前の小さな広場で座っていたら、すぐ近くでギター弾きが演奏を始めました。「禁じられた遊び」やフラメンコ。

 スペイン特有の濃い青空。丘の上にはアルハンブラ宮殿。そこで私はギターの音色を聴きながらBARの絵を描きました。

 チップを入れると「グラシアス」。私の方こそグラシアス。素敵な時間をありがとう。

(2018.1)




萬年筆くらぶ絵葉書

グラナダの脇道


 脇道・小路がすきです。

 それが上り坂だったらたまりません。ついつい足を踏み入れたくなります。

 グラナダの丘を歩いていたら、この脇道に出会いました。

 何故私はこの道に惹かれるのだろうと思いながらのスケッチでした。

(2018.1)




萬年筆くらぶ絵葉書

グラナダの街路樹


 濃い緑色が輝いています。

 これが街のあちらこちらにあるのです。

 その中の一本が「私を描いて」と声をかけてきました。

(2018.1)




萬年筆くらぶ絵葉書

モンテフリオのベンチ                               


 坂道に置いてある、今にも壊れそうなベンチ。

 誰も座ろうとはしません。

 そもそも坂道にそのまま据えてあるベンチに座ったら、身体が斜めに傾いてしまいます。

 誰にも座られることもなく、このベンチは朽ちていくのでしょう。

(2018.1)




萬年筆くらぶ絵葉書

モンテフリオの水飲み場                               


 町の中心地にある水飲み場。

 おじいちゃん達が、朝からベンチに腰掛けています。

 ただ座っているだけです。

 時々水を飲みに来ては、またベンチに座ります。

 おばあちゃんがいないのが不思議です。

(2018.1)




切手貼り


 私は年間1000通の葉書を出します。葉書を書いている時間は、その葉書を受け取る人との会話のひと時です。その都度切手を貼るのは大変ですので、一定量まとめて切手貼りをします。今日は1957年と1960年の切手を貼りました。これらの葉書はどなたの所へ届けられるのでしょうか。

(2017.12)




fuente72号発送準備


 fuente72号発送の準備を始めました。まずは切手貼りです。記念切手を使っています。この作業を1週間やります。部屋は綺麗な切手で花畑のようになります。

(2017.11)




萬年筆くらぶオリジナルノート


 保管中のノートの表紙にシミが出ていたので、落書きをしてみました。家人からは「シミの方が良かった」と言われました。

(2017.11)




萬年筆くらぶオリジナルノート


 萬年筆くらぶオリジナルノートは余白を大きくとってあるのが特徴です。私は原稿書きにも使っていますが、いつも余白に書き切れないほどの書き込みをすることになってしまいます。

 既に絶版。再製作してほしいというリクエストが多くあり、その声に応えんと見積もりをとってみたのですが、単価が600円を大きく超えてしまい断念しました。

(2017.11)




 fuente 72号 編集中


 フエンテ72号の編集中です。写真はフエンテ72号に寄せられた原稿です。カラフルなインクで書かれた原稿用紙や便箋。万年筆に対する熱い思いがいっぱい。皆さん、人生を楽しんでおられます。フエンテ72号は年末に発行されます。 

(2017.11)




fuente 71号製作終了


まず書斎の机の上に、作業用のデスクマットを敷きます。手作りの作業用デスクマットは何年も使っていて、インクの染みもあります。MAXのホチキス・タテヨコを使って1冊ずつ製本をします。デジタル時代においては、考えられないような手作り会報誌です。完成しましたので封筒に入れて全ての発送を終了しました。71回目の約束を果たしたという思いで、ほっとするひと時です。

(2017.8)



fuente 71号製作中風景


fuente 71号は64ページです。8種類の印刷の山から1枚1枚を取り、ページ順に重ねていきます。一番右にあるのが、1ページから64ページまで揃ったものです。機械でやればすぐに終わるのでしょうが、そのような設備はありませんので手作業でやっています。

(2017.8)




鳥の置物


山口県萩の骨董屋で買ったもの。木製で泥のような絵具で仕上げてあります。なんとも素朴で、ほのぼのとしてしまいます。もう30年近く棚の上にいて、私をじっと見つめています。

理想を忘れてはいないか。己だけのために生きてはいないか。自分の利益を優先させる生き方をしてはいないか。健康に気を配っているか。いろいろと問われています。



愛用の電卓


長年使っている電卓です。お洒落でセンスのよい電卓を見かけると、いいなあ~と思うのですが、買ったことはありません。買って帰ると、この電卓の出番がなくなるからです。

このボールペンはカランダッシュですが、限定品です。定番の黄色より少し山吹色に近い色合いで、私はこの温かい雰囲気が好きです。



モンブラン ボルドーレッド


モンブランのボルドーレッドのインクボトル。W-Germany と印字があります。手紙を受け取った人は、この色を見てでべそからだと判断します。

この色もインクボトルも絶版です。数個の買い置きがありますが、それが無くなりましたら、「ボルドーレッドのでべそ」は終わりです。



fuente71号 発送準備中


会報誌『fuente』の発送準備をしています。

記念切手を貼って、手書きで宛名を書きます。

インクはモンブランのボルドーレッド。

発足以来24年間、変わらぬスタイルです。

郵便に関するアナログの世界を守りたいと思っています。  

(2017.8)



会員登録用システム手帳


萬年筆くらぶの会員情報を管理しているシステム手帳です。登録会員数は1300名を超えました。

この他に、原稿管理や経費管理の数冊のシステム手帳があります。



fuente50号 発行記念品

 ペンレスト


フエンテ50号を発行したときに作りました記念品です。Stylo Art の数野元志さん製作です。経年変化で飴色に変色してきています。

萬年筆くらぶはそろそろ発足25年目を迎えます。フエンテも75号に達します。25周年記念・75号発行記念は、どのようなものにしましょうか。



古い絵葉書


萬年筆くらぶでは年間1000通近いの葉書を出しています。写真は古い絵葉書ですが、このようなものも時には使っています。「きかは便郵」という文字が見えます。古びれていて汚れているのですが、皆さん、でべその遊びを楽しんでくださっています。